皮下脂肪 

皮下組織は真皮の下にある層で、そのほとんどは皮下脂肪でできています。皮下脂肪というと「美容の敵」「悪者」のイメージがあるかもわかりませんが、体にとって様々な大切な働きをしているんですよ。
 

肌(皮膚)の3層構造の最も内側にある組織

皮下組織は表皮、真皮に続く肌(皮膚)の3層構造の最も内側にある組織で、表皮と真皮を支えています。

皮下組織のほとんどは皮下脂肪(脂肪組織)で、その中を通る動脈や静脈が皮膚に栄養を運んだり、老廃物を排出したりしています。

皮下組織の働き

エネルギーを蓄える役割

皮下組織はエネルギーを中性脂肪(トリアシルグリセロール)という形で蓄える役割をしています。

脂肪は脂肪細胞という細胞の中にあり、脂肪細胞が集まって脂肪小葉=皮下脂肪組織を形成しています。

クッションの役割

皮下組織内の皮下脂肪は、体に対する外部からの衝撃や刺激といった物理的外力に対し、体を保護するクッションの役割を果たしています。

皮下脂肪の厚さは体の部位によって違っていますが、特に手のひらや足の裏、お尻などで厚くなっています。これは歩く、座るといった動作の時に皮下脂肪がクッションの役割をしているからです。

断熱・保温の働き

皮下脂肪には熱を伝えにくいという性質(断熱・保温)があります。体温が奪われたり、また熱くなり過ぎたりしないように、体を外気の寒さや暑さから守っているんです。

また体の中で作り出される熱(産熱)と、体の外へ逃げる熱(放熱)のバランスを維持することで、正常な体温を維持しているんですよ。