日焼け止めクリームを塗った脚

地上に届く紫外線には2種類がある!

太陽光の中には目に見える「可視光線」以外に、目に見えない光が含まれています。

プリズム(分光器)を通すと光は7色に分かれますが、その一番端の赤色の外側にある光を「赤外線」、反対の端の紫色の外側にある光を「紫外線」と呼んでいるんですね。

紫外線にはUV-A、UV-B、UV-Cの3種類がありますが、UV-Cは上空のオゾン層で吸収されてしまうため、地上に届く紫外線の種類はUV-AとUV-Bの2種類なんです。 

太陽光線UV-Bは地上に届く紫外線の約5%に過ぎませんが、UV-Aよりも強いエネルギーを持っており、紫外線を浴びて数時間後に皮膚が赤くなる日焼け=サンバーンや、サンバーンが治まった数日後から肌が黒くなる日焼け=サンタンを引き起こします。

ひどい日焼けを何度も繰り返していると、皮膚がんの原因にもなるんですよ。

UV-Aは地上に届く紫外線の約95%を占めています。雲や窓ガラスを通り抜けるため、曇りの日や室内でも注意が必要。肌の真皮まで届くため、シミやシワ、たるみの原因になるんです。

SPFはUV-Bに、PAはUV-Aに効果あり!

SPFというのはSun Protection Factorの略で、UV-Bに対する防御効果を表しています。

UV-Bをあびた肌が影響を受け始めるまでにかかる時間は約20分と言われており、SPFの後ろに書かれている数字は、この時間をどれだけ遅らせることができるかを示しています。

例えばSPF30の場合だと、

20分×30=600分(10時間)

で、紫外線をあびてから10時間、日焼けを遅らせることができるということになります。

一方のPAというのはProtection Grade of UV-Aの略で、UV-Aに対する防御効果を表しています。

PA+~PA++++の4段階で表され、+が多いほどUV-Aを防ぐ効果が高くなります。こちらの効果には時間の概念はありません。

シチュエーションに応じた使い方を!

SPFは数値が高いもの、PAは+の数が多いものの方が効果は高くなりますが、その分お肌への負担も高くなります。

むやみに数値の高いものを使うのではなく、日常生活で使うもの、海や山などのレジャー時に使うものというように、シチュエーションに応じた使い分けをするのが正解です。

紫外線環境保健マニュアル2015

 
環境省の紫外線環境保健マニュアル2015では、日常生活ではSPF15~20、PA+かPA++のものを、海のレジャーなどではSPF40~50、PA+++~PA++++のものを使用することを推奨しています。

また大切なのが説明書に書いてある使用量をしっかり塗ることと、こまめに塗り直しをすること。SPF30なら10時間日焼けを遅らせる効果がありますが、汗をかいたりその汗を拭いたりしてクリームは落ちてしまうものです。

その時にすぐに塗り直すか、または2~3時間おきに塗り直し(重ね塗り)をするのがおすすめですよ。