皮膚 
スキンケアに気をつかっているという人でも、案外自分の皮膚(肌)のことについてはよくわかっていないということが多いようです。

皮膚(肌)に対する正しい知識を持つことは、正しいスキンケアの第一歩。ここでは皮膚の構造と機能についてご紹介します。

皮膚は人体最大の生きた臓器

皮膚(肌)はわたしたちの体全体を覆っている、体の中で最大の面積・重量を持つ生きた臓器です。

成人になると、肌全体を1枚に広げたその面積は約1.6㎡(畳1枚分)、重さは表皮と真皮だけだと3kg弱、皮下組織を加えると約9kgと、体重の約15%にもなります。

皮膚は外界と直接触れる部分なので、

  • 水分の喪失や透過を防ぐ
  • 体温を調節する
  • 微生物や紫外線などの外的環境から体を守る
  • 感覚器としての役割を果たす

等、わたしたちが生命を維持していくために必要不可欠な機能を持っています。

皮膚の構造

皮膚は大きく分けて「表皮」「真皮」「皮下組織」という3層構造になっており、各層にはそれぞれ固有の働きがあります。

またそれらの中に「血管」「リンパ管」「神経系」「皮脂腺」「汗腺」などの付属器が存在しています。

表皮の機能

表皮は基底層、有棘層、顆粒層、角質層の4つの層でできています。

一番外側にある角質層は体内からの水分の蒸発を防いだり、異物の侵入や紫外線などの外的環境から人体を防御する重要な働きをしています。この働きのことを角質層のバリア機能と呼びます。

真皮の機能

真皮には膠原線維(コラーゲン)や弾性線維(エラスチン)などの他、血管、汗腺、皮脂腺、毛包などの付属器が存在しています。

ゴムのような弾力のある組織で、肌のハリや弾力が保たれています。

皮下組織の機能

皮下組織(脂肪層)は主に脂肪組織でできています。外部からの衝撃を和らげるクッションの役割や、断熱・蓄熱と言った保温機能、エネルギーを脂肪の形で蓄えるなどの役割をしています。