しわ 
紫外線による肌への影響というと、メラニン色素の沈着によるシミの発生を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

でも紫外線が肌に及ぼす影響はシミだけにとどまらず、シワやタルミの原因にもなっているんです。

皮膚は3層構造

皮膚

皮膚はわたしたちが触れることのできる一番外側から表皮、真皮、皮下組織(皮下脂肪)の3層構造になっています。このうち、紫外線の影響を受けてシワやタルミに関係してくるのは真皮です。

真皮の70%はコラーゲン線維(膠原線維)と呼ばれるたんぱく質の線維でできています。コラーゲンが網目状に張り巡らされ、それを所々で弾力のあるエラスチン線維(弾性繊維)が繋ぎ止めています。

コラーゲンとエラスチンが協力し合って肌の弾力を維持しているんです。

真皮に届くUV-Aがシワを作る

肌の老化には加齢による生理現象としての老化と、紫外線の影響による光老化があります。そして肌の老化の原因の80%が紫外線の影響によるものだと言われているんです。

紫外線にはUV-A、UV-B、UV-Cの3種類がありますが、UV-Cは上空のオゾン層に吸収されるので、地上に届く紫外線はUV-AとUV-Bの2種類です。

UV-Bは皮膚の一番外側の表皮に影響を与え、主として日焼けを引き起こし、過剰に作り出されたメラニン色素がシミの原因になります。

UV-Aは紫外線の中で最も波長が長く、皮膚の真皮にまで到達してコラーゲンを破壊する酵素を生み出してコラーゲン線維を細かく切ったり、エラスチンを変性させたりします。

その結果、肌の弾力が失われシワの原因になるわけです。弾力を失った肌は皮膚全体を支えきれなくなるため、肌のたるみの原因にもなるんですよ。

UV-Aは地上に届く紫外線の95%を占め、雲や窓ガラスも透過するので曇りや雨の日、また室内でも注意が必要です。